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  • 執筆者の写真日本共産党 上野たつや

韓国視察(2日目・前半)

①出発前にシールアンケートを実施

9:00頃~カンウォンラドに向かう前に、駅頭でシールアンケートを実施しました。


◎「カジノは好きですか?」「嫌いですか?」

◎「日本のカジノ誘致を進めるのに賛成ですか?」「反対ですか?」


の2項目。

たった15分でしたが、10名以上の方がシールアンケートに投票してくれました。





「カジノは嫌い、理由は賭博だから」


カジノがある韓国でも、日本と同じような結果が出ました。


日本がカジノを進めることについては、「反対」が多数。

「賛成」のシールを張った方は「他国のことは他国が決める事」とおっしゃっていました。

そして、約3時間半かけて、「カンウォンランドカジノ」があるサブク駅へ向かいました。




②衝撃の横断幕…

サブク駅に到着して早々、目の前のトラックには、金融機関の横断幕が。

「身分証明書があれば、お金を貸します。300~1,000万ウォン」

「スマホを持っていれば(料金延滞していても)50~100万ウォン貸します。」

ギャンブル依存症の方は、お金を借りてでもカジノに行きたくなってしまいます。

弱みに付け込む金融業者、堂々すぎます。




③パン牧師と懇談(懇談の全文は後日)

駅から徒歩数分、カンウォンランドがある施設の入り口そばに、パン氏の車が常設してありました。

カジノができた時から、カジノに反対し、ギャンブル依存症の方への支援を続けてきたパン氏。

最初の頃は、食事の提供をしていましたが、資金が尽き、パン氏自身がお金を借りることができなくなり、今は相談活動をしているとの事です。


「カジノができて、約2,400人が自殺した」

「サブク駅周辺のホテル全てで自殺者が出ている。」

(→寝る時、ちょっと怖かったです…)

「この町で教育を受けさせたくないと、外に出ていき、人口が減っていった。」


など、現地の悲惨な様子を伺うことができました。







④3・3記念財団との懇談(懇談の全文は後日)

3・3記念財団の施設は、「High 1 リゾート」(カンウォンランドカジノがあるIR統合型リゾートの施設名)の敷地内にあります。


元々、この地域は炭鉱の町だったそうです。

しかし、廃鉱となることがわかり、労働者や地域住民が「炭鉱に代わる産業を!」と住民運動が起きました。

その運動の結果、勝ち取ったのが「カジノ」だったそうです。

3月3日に、政府との取り決めで、新たな産業(当時は、まだカジノとは決まっていなかった)を特区として誘致することが決まったことから「3・3記念財団」と名付けられました。

カジノを誘致し、経済的な問題が解決すれば全て片付くと思われており、財団は解散する予定でした。


しかし、「想像していない様々な問題(環境、教育、犯罪など)が発生していった。」ため、今でも活動を続けています。

依存症のことだけではなく、教育、人口減少問題など、様々な活動を行っているそうです。

2時間の懇談は、あっという間に終わりました。



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