日本共産党 上野たつや
代表・一般質問の報告抜粋(上野ニュースNo.52)
神奈川県議会・第1回定例会が、2月10日(木)から3月25日(金)までの予定で開かれています。2月17日(木)、22日(火)には、共産党県議団を代表して、井坂県議(横須賀市)、大山県議(横浜市港北区)が本会議の質問に立ちました。
子どもの医療費の無償化年齢を引き上げ、誰もが安心して医療を受けられる神奈川県へ
党県議団は、何度も制度の改善を求めてきました。この助成制度については、県の補助に加えて、市町村が独自に上乗せをする形で無償化の年齢が引き上げられています。横浜市では、これまでの要望が実り、現在は中学校3年生まで引き上げられています!(所得制限あり)
県の対象年齢は“就学前”ですが、関東の近隣都県と比べても低く、補助率も多くの都
道府県よりも低い状況です。県独自の拡充を求めましたが、知事は応じませんでした。
自他を尊重する包括的性教育、性暴力から県民を守る取り組みを
包括的性教育とは、生殖機能や性感染症に特化して教える日本の従来型の教育とは異なり、精神的、心理的、身体的、社会的側面で捉えながら、自身の尊厳や他人を尊重することを包括的に学ぶ、カリキュラムを基盤にしたものです。
秋田県では、産婦人科医や内科医による性教育講座を全学校で行い、教員にも研修会を開催しています。この取り組みによって人工妊娠中絶率が大幅に減ったとのことで、県としても、包括的な性教育を追求するべきと求めました。
教育長の答弁は、教員向けの“性教育指導の手引き”に、一人ひとりの人権を尊重する視点
や性犯罪・性暴力の当事者にならない視点からの多面的な指導事例を盛り込み、指導に生かしていくといった旨の前向きな内容でした!
また、警察と連携した痴漢防止の対策や啓発、被害の実態調査を行うなど、性暴力から県民を守る取り組みの実現を求めました。
