日本共産党 上野たつや
予算委員会・子どもの貧困の改善の取組みに向けて(上野ニュースNo.53)
<議会報告>
神奈川県議会では、第1回定例会の最中である3月14日~17日までの4日間、予算委員会が行われました。各種常任委員会でも、予算の質疑は行うことができますが、新年度の予算に特化してやり取りをするのが予算委員会です。
今年度は、私が予算委員の担当でしたので、この委員会の中から1点ご報告します。
「子どもの貧困の改善の取組みについて」
神奈川県は、新年度予算案において“コロナ禍における生活困窮者対策”の事業を様々展開し、公助の取組などを推進しています。その中の一つである「子どもへの支援」では“子ども食堂支援事業”や“県立高校での朝食・夕食の提供”の予算が新たに計上されました!引き続き、実効性ある対策を提案していきたいと思います。
一方、県では、子どもの貧困の解消を進めるための計画が策定されていますが、目標値が明確に設定されておらず、目標の中に“貧困率”が設定されていません。今後、計画を推進する際の一つの指標として、また、コロナ禍の貧困がどのように改善しているのかを振り返る上でも、大変重要な指標になると考えます。
委員会の中で、実態調査を行った上で、貧困率を公表することを求め、知事からは、審議会の中で検討するとの一定の前向きな答弁がありました!(これまでは、やらないとの答弁…)
その他、「コロナ禍の課題に“医療や保健所体制”の強化」「外国人の日本語教育・日本語指導の拡充」「児童相談所・一時保護所の学習支援の強化」「自治体の健康増進の在り方」「ICT活用の留意点」「村岡新駅と一体のまちづくりは中止を」について、質問をしました。
上野ニュースNo.53(PDF)
